白気しらけ)” の例文
旧字:白氣
それであるのに、三人目の男はとんでもなく白気しらけきった顔つきで、「いや二百株ばかり、それもごくありふれた、種類の悪い躑躅が植えてある荒地あれちのような家敷跡やしきあとですよ」
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
こんな場面を見せ付けられたカフェーの中はすっかり白気しらけ渡ってしまった。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)