“はくき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白旗36.4%
伯姫27.3%
白氣27.3%
白気9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
航空母艦『オリオン』が一ばんに白旗はくきをかかげた。つづいて、運送船がわれもわれもと白旗をひるがえす。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
孔叔圉こうしゆくぎよが死に、其の未亡人で蒯聵くわいぐわいの姉に當る伯姫はくきが、息子のくわいを虚器に擁して權勢を揮ひ始めてから、漸く衞の都の生氣は亡命太子にとつて好轉して來た。
盈虚 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
實際じつさいとほこれのぞんだときは——もう二三日にさんにち奧州あうしうたびれてやまゆきめづらしくないも、前途ゆくて土手どていてあやしい白氣はくき伏勢ふせぜいがあるやうにそばだてたのであつた。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
飜然ひらりゆらぎ、おでん屋の屋台もかッと気競きおいが出て、白気はくきこまやかに狼煙のろしを揚げる。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)