“奧州”の読み方と例文
新字:奥州
読み方割合
あうしう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わるへば傲慢がうまんな、下手へたいた、奧州あうしうめぐりの水戸みと黄門くわうもんつた、はなたかい、ひげしろい、や七十ばかりの老人らうじんでした。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
くはしく申立しに伊奈殿は夫は屹度きつとしたる證據しようこなり此方にさし出すべしとの事に付即ち差出しけるに奧州あうしう福島ふくしま仕立じたて紙煙草入かみたばこいれにして其中に手紙一通あり其文そのぶん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
奧州あうしうからこゝまで歸るには、道中の日數ひかずがなかなかかゝりますからな。
能因法師 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)