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其文
読み方 | 割合 |
そのぶん | 75.0% |
そのふみ | 25.0% |
委しく申立しに伊奈殿は夫は
屹度したる
證據なり此方にさし出すべしとの事に付即ち差出しけるに
奧州福島仕立の
紙煙草入にして其中に手紙一通あり
其文に
恁る事は
円朝も
薩張存ぜずに
居りましたが、
彼の
談洲楼焉馬が
認めた文に
依て
承知いたしました。
其文に
其文開けば
唯一ト
言、
美尾は
死にたる
物に
御座候、
行衞をお
求め
下さるまじく、
此金は
町に
乳の
粉をとの
願ひに
御座候。