“御座候”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ござそうろう57.1%
ござさふらふ21.4%
ござそろ14.3%
ござさふら7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「雪の結晶の撮影に関する貴君の卓越せる技術を伝授被下くだされ、誠に感謝の至りに御座候ござそうろう」というのであった。
雪雑記 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
愚なる者の癖に人がましき事申上候やうにて、誠に御恥おんはづかし存候ぞんじさふらへども、何とも何とも心得難こころえがた存上候ぞんじあげさふらふは、御前様おんまへさま唯今ただいまの御身分に御座候ござさふらふ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ただただ焦れたかぶるのみにて御座候ござそろ、されば、若き身をとじこめ候おりより、今日ようやくのがれいだし、古い乳母のもとをたより、その者の手にて、小石川伝通院でんずういん裏の
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
小生は、元来新聞の編輯に無経験なるものに御座候ござさふらへども文芸上の作品は文芸欄にるものと心得り候。然るに四月十三日の時事新報(静岡版)は文芸上の作品を文芸欄以外にかかげ居り候。
伊東から (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)