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御座候
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ござそうろう
ふりがな文庫
“
御座候
(
ござそうろう
)” の例文
「雪の結晶の撮影に関する貴君の卓越せる技術を伝授
被下
(
くだされ
)
、誠に感謝の至りに
御座候
(
ござそうろう
)
」というのであった。
雪雑記
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
とりどりの噂ありたるこけ猿は、かくのごとく、まさに、たしかに、当柳生家にもどり申し
候
(
そうろう
)
。したがって当藩は、日光などお茶の子サイサイの大富豪に
御座候
(
ござそうろう
)
。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
拝啓
陳
(
のぶ
)
れば、昨日は
拠
(
よ
)
んどころなき差支えのためプラットホームまで御出迎え致すべき
筈
(
はず
)
の処、その意を得ず、そのため極めて用なれたる男一名、差し向けたる次第に
御座候
(
ござそうろう
)
。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
祈り遊ばされまた高田の
御伯母
(
おんおば
)
様どこかの御宮へか御詣り遊ばすとのことに
御座候
(
ござそうろう
)
ふさ
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
桂小五郎にもそそのかされて三人、——その小五郎は、誰だと思っちょるんじゃ。木戸
孝允
(
こういん
)
で
御座候
(
ござそうろう
)
の、
参与
(
さんよ
)
で侯のと、御新政をひとりでこしらえたような顔をしちょるじゃないか。
流行暗殺節
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
「ずいぶん骨が折れ
候
(
そうら
)
えども、仕事はかなり細かきつもりに
御座候
(
ござそうろう
)
。ちなみに見本の皿破片全部別送
仕候
(
つかまつりそうろう
)
あいだ、なにとぞ新品とお
較
(
くら
)
べのうえ御満足をもって御嘉納下さるよう願上げ候。頓首。」
踊る地平線:02 テムズに聴く
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
すべて差し押えたることに
御座候
(
ござそうろう
)
。
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
今宵
(
こよい
)
こそまこと上首尾に
御座候
(
ござそうろう
)
。千葉のいなかよりたんまりとやまぶき色を
右門捕物帖:25 卒塔婆を祭った米びつ
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
候
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“御座候”で始まる語句
御座候得共
御座候節