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奧州
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あうしう
ふりがな文庫
“
奧州
(
あうしう
)” の例文
新字:
奥州
惡
(
わる
)
く
言
(
い
)
へば
傲慢
(
がうまん
)
な、
下手
(
へた
)
が
畫
(
ゑ
)
に
描
(
か
)
いた、
奧州
(
あうしう
)
めぐりの
水戸
(
みと
)
の
黄門
(
くわうもん
)
と
言
(
い
)
つた、
鼻
(
はな
)
の
隆
(
たか
)
い、
髯
(
ひげ
)
の
白
(
しろ
)
い、
早
(
は
)
や七十ばかりの
老人
(
らうじん
)
でした。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
委
(
くは
)
しく申立しに伊奈殿は夫は
屹度
(
きつと
)
したる
證據
(
しようこ
)
なり此方にさし出すべしとの事に付即ち差出しけるに
奧州
(
あうしう
)
福島
(
ふくしま
)
仕立
(
じたて
)
の
紙煙草入
(
かみたばこいれ
)
にして其中に手紙一通あり
其文
(
そのぶん
)
に
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
奧州
(
あうしう
)
からこゝまで歸るには、道中の
日數
(
ひかず
)
がなかなかかゝりますからな。
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
が、
何
(
なん
)
となく、
人
(
ひと
)
よりも、
空
(
そら
)
を
行
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
が、いろ/\の
影
(
かげ
)
に
成
(
な
)
つて、
其
(
そ
)
の
花
(
はな
)
を
覗
(
なが
)
めさうな、
沈
(
しづ
)
んだ
寂
(
さび
)
しい
趣
(
おもむき
)
の
添
(
そ
)
つたのは、
奧州
(
あうしう
)
の
天地
(
てんち
)
であらう。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
奧州
(
あうしう
)
へ
下
(
くだ
)
つたんです——
其
(
そ
)
の
内
(
うち
)
、
年號
(
ねんがう
)
は
明和
(
めいわ
)
と
成
(
な
)
る……
元年
(
ぐわんねん
)
申
(
さる
)
の七
月
(
ぐわつ
)
八日
(
やうか
)
、
材木
(
ざいもく
)
を
積濟
(
つみす
)
まして、
立火
(
たつび
)
の
小泊
(
こどまり
)
から
帆
(
ほ
)
を
開
(
ひら
)
いて、
順風
(
じゆんぷう
)
に
沖
(
おき
)
へ
走
(
はし
)
り
出
(
だ
)
した
時
(
とき
)
、一
人
(
にん
)
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
柳田
(
やなぎだ
)
さんは、
旅籠
(
はたご
)
のあんまに、
加賀
(
かが
)
の
金澤
(
かなざは
)
では
天狗
(
てんぐ
)
の
話
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
くし、
奧州
(
あうしう
)
飯野川
(
いひのがは
)
の
町
(
まち
)
で
呼
(
よ
)
んだのは、
期
(
き
)
せずして、
同氏
(
どうし
)
が
研究
(
けんきう
)
さるゝ、おかみん、いたこの
亭主
(
ていしゆ
)
であつた。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
實際
(
じつさい
)
、
遠
(
とほ
)
く
是
(
これ
)
を
望
(
のぞ
)
んだ
時
(
とき
)
は——もう
二三日
(
にさんにち
)
、
奧州
(
あうしう
)
の
旅
(
たび
)
に
馴
(
な
)
れて
山
(
やま
)
の
雪
(
ゆき
)
の
珍
(
めづら
)
しくない
身
(
み
)
も、
前途
(
ゆくて
)
に
偶
(
ふ
)
と
土手
(
どて
)
を
築
(
つ
)
いて
怪
(
あや
)
しい
白氣
(
はくき
)
の
伏勢
(
ふせぜい
)
があるやうに
目
(
め
)
を
欹
(
そばだ
)
てたのであつた。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
時
(
とき
)
に
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
、
奧州
(
あうしう
)
の
得平
(
とくへい
)
と
言
(
い
)
ふのが、
膏藥
(
かうやく
)
の
呼賣
(
よびうり
)
をして
歩行
(
ある
)
いて
行
(
おこな
)
はれた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
後
(
のち
)
に、
奧州
(
あうしう
)
の
平泉
(
ひらいづみ
)
中尊寺
(
ちうそんじ
)
へ
詣
(
まう
)
でたかへりに、
松島
(
まつしま
)
へ
行
(
ゆ
)
く
途中
(
とちう
)
、
海
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
を
見
(
み
)
るやうな
岩
(
いは
)
の
根
(
ね
)
を
拔
(
ぬ
)
ける
道々
(
みち/\
)
、
傍
(
かたはら
)
の
小沼
(
こぬま
)
の
蘆
(
あし
)
に、くわらくわいち、くわらくわいち、ぎやう、ぎやう、ぎやう、ちよツ
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
先
(
ま
)
づは
滯
(
とゞこほ
)
りなく
大阪
(
おほさか
)
へ——それから
豐前
(
ぶぜん
)
へ
𢌞
(
まは
)
つて、
中津
(
なかつ
)
の
米
(
こめ
)
を
江戸
(
えど
)
へ
積
(
つ
)
んで、
江戸
(
えど
)
から
奧州
(
あうしう
)
へ
渡
(
わた
)
つて、
又
(
また
)
青森
(
あをもり
)
から
津輕藩
(
つがるはん
)
の
米
(
こめ
)
を
託
(
ことづか
)
つて、一
度
(
ど
)
品川
(
しながは
)
まで
戻
(
もど
)
つた
處
(
ところ
)
、
更
(
あらた
)
めて
津輕
(
つがる
)
の
材木
(
ざいもく
)
を
積
(
つ
)
むために
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
奧州
(
あうしう
)
、
仙臺
(
せんだい
)
、
岩沼
(
いはぬま
)
の、
得平
(
とくへい
)
が
膏藥
(
かうやく
)
は
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
奧
部首:⼤
13画
州
常用漢字
小3
部首:⼮
6画
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奧州下
奧州屋