“元年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんねん66.7%
ぐわんねん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樫井かしいの戦いのあったのは元和げんな元年がんねん四月二十九日だった。大阪勢おおさかぜいの中でも名を知られた塙団右衛門直之ばんだんえもんなおゆき淡輪六郎兵衛重政たんなわろくろうびょうえしげまさ等はいずれもこの戦いのために打ち死した。
古千屋 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
大正たいしょう元年がんねんの夏のころ、僕は米国に滞留たいりゅうしていたが、そのころ日本の新聞通信にもあらわれたことで、シカゴ市における共和党きょうわとうの大会は近年にない大騒ぎで、独り米国の一大出来事できごとたるのみならず
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
奧州あうしうくだつたんです——うち年號ねんがう明和めいわる……元年ぐわんねんさるの七ぐわつ八日やうか材木ざいもく積濟つみすまして、立火たつび小泊こどまりからひらいて、順風じゆんぷうおきはししたとき、一にん
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)