古千屋こちや
樫井の戦いのあったのは元和元年四月二十九日だった。大阪勢の中でも名を知られた塙団右衛門直之、淡輪六郎兵衛重政等はいずれもこの戦いのために打ち死した。殊に塙団右衛門直之は金の御幣の指し物に十文字の槍をふりかざし、槍の柄の折れるまで戦った後、樫 …
作品に特徴的な語句
さが しょう がっ 微笑びしょう ひつじ 二条にじょう こく かえ 昨夜さくや つか うま 目通めどお はずか かみ くだ なん さむらい すさま 合力ごうりょく ばん のち おもむろ じょう それがし そそ 花鳥かちょう きん あいだ 一人ひとり 一存いちぞん 一手ひとて まん 上洛じょうらく 下々しもじも 下括したくく 会下えか にわか 元和げんな 元年がんねん そな こわ まんじ 太刀たち 存外ぞんがい 安堵あんど 家来けらい 広島ひろしま 徒士かち 御幣ごへい 御意ぎょい うら 悪霊あくりょう ひか かた 旗本はたもと 早速さっそく 昼間ひるま 本望ほんもう しら やり 樫井かしい あざむ 正気しょうき 正純まさずみ 母布ほろ もの 物師ものし 献上けんじょう 男女なんにょ 直之なおゆき 直孝なおたか たた 秀忠ひでただ 素姓すじょう ののし いささ 芸州げいしゅう 苛立いらだ ふた うす 表裏ひょうり はかま 襖越ふすまご はか わけ えっ おど はずか 遠州えんしゅう 闇黒あんこく 陣屋じんや ほお