“物師”の読み方と例文
読み方割合
ものし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家康は次ぎのへ声をかけた。遠州えんしゅう横須賀よこすか徒士かちのものだった塙団右衛門直之はいつか天下に名を知られた物師ものしの一人に数えられていた。
古千屋 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのうちに、ほんとうにおまつりのがきたのでした。そして、去年きょねんあつまった物師ものしらは、また方々ほうぼうからてら境内けいだいあつまりました。軽業かるわざの一もやってきました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
物師ものしは、たびからもやってきました。毎年まいねんそのわすれずに、国境こっきょうえてやってくるのでした。かれは、あるのこと、ひとにもまれながら、てら境内けいだいはいりました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)