“ものし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
物識82.0%
物知14.0%
物師4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土を噛まない首だとて、こう粗末に扱われては、ちっとやそっとの祟りはあるだろうが、それについて物識ものしりが附け加えて言う
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ゆるしたまれはいかばかりにくきものに思召おぼしめされて物知ものしらぬ女子をなごとさげすみたまふもいとはじ、れはかゝ果敢はかなきうんちて此世このようまれたるなれば
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そのうちに、ほんとうにおまつりのがきたのでした。そして、去年きょねんあつまった物師ものしらは、また方々ほうぼうからてら境内けいだいあつまりました。軽業かるわざの一もやってきました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)