“鋳物師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いものし50.0%
いもじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銅像どうぞうは、馬のひく荷車にのせられておかをくだり、となり村の鋳物師いものしのところまで、ごとごとと引かれていきました。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
炭を使うのは鍛冶屋かじや鋳物師いものしか、そうでなければ化学の研究室ぐらいのものであった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
是は普通は旅の鋳物師いもじの、朝早く立つところっているが、幸田さんは雲まで赤くなるようなタタラ吹きは無いから、信州とか筑前ちくぜんとかの地名だと言われる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
同じ著聞集に天王寺より京に上った中間法師が、山伏及び鋳物師いもじと、遊女の家に泊り合した滑稽談があるが、この中間法師は実に当時の所謂下司法師であった。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)