“銅像”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうぞう80.0%
どうざう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一週間ほどすると、おかの上の銅像どうぞうのあごに、あごひげがくっつけられました。ヘンデル先生は、あごひげをもっていたからでした。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
おじいさんは、銅像どうぞうからはなすと、そのひとだかりのほうって、かたかたあいだけるようにして、のぞいてみたのでした。
銅像と老人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
老師らうしといふのは五十格好がつかうえた。赭黒あかぐろ光澤つやのあるかほをしてゐた。その皮膚ひふ筋肉きんにくことごとくしまつて、何所どこにもおこたりのないところが、銅像どうざうのもたらす印象いんしやうを、宗助そうすけむねけた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)