“老師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうし75.0%
らうし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老師ろうし相見しょうけんになるそうでございますから、御都合がよろしければ参りましょう」と云って、丁寧ていねいに敷居の上にひざを突いた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なおいたいことのいくつかを思いだし、あわただしくあとを追って、老師ろうし! 老師! ——といくたびも声のかぎり呼んで見たけれど、もう春影しゅんえい林間りんかんにそのうしろ姿はなく
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宗助そうすけ老師らうしこの挨拶あいさつたいして、丁寧ていねいれいべて、また十日とをかまへくゞつた山門さんもんた。いらかあつするすぎいろが、ふゆふうじてくろかれうしろそびえた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「まあなにからはひつてもおなじであるが」と老師らうし宗助そうすけむかつてつた。「父母ふぼ未生みしやう以前いぜん本來ほんらい面目めんもくなんだか、それをひとかんがへてたらかろう」
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)