“ろうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
老子52.0%
浪士16.0%
老師12.0%
牢死8.0%
浪子4.0%
浪死4.0%
老死4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これははなはだ着実な議論であるが、さらに一歩を進めて高い見地よりみれば、老子ろうしの言うごとく、名の名とすべきは常の名にあらずである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
いずれも江戸の方で浪士ろうしの募集に応じ、尽忠報国をまっこうに振りかざし、京都の市中を騒がす攘夷じょうい党の志士浪人に対抗して、幕府のために粉骨砕身しようという剣客ぞろいだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
なおいたいことのいくつかを思いだし、あわただしくあとを追って、老師ろうし! 老師! ——といくたびも声のかぎり呼んで見たけれど、もう春影しゅんえい林間りんかんにそのうしろ姿はなく
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちく一に白状はくじやうにはおよびされば殺害せしと思ふ當人を取逃とりにがし殊に御法度はつと一人旅ひとりたびとめ落度おちどの申譯立ちがたく罪は徳右衞門一人にし長き牢舍らうしやのうちあはれむべしかれ牢死ろうし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そしてこれが盧家ろけの小僕、浪子ろうし燕青と聞いて、さらに驚きを新たにしたが、しかし盧の再度の大難が、ここでわかったのは、まだまだ、天の加護として、よろこんだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ならば、委細のいきさつも聞いていよう。また、これにいる浪子ろうし燕青えんせいも顔見知りのはず。すぐ大牢を開けて、獄中の盧俊儀ろしゅんぎと石秀のふたりをわれらに渡してくれい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あなたに対するしんの愛から云うても、理想に対する操節そうせつから云っても、出奔しゅっぽん浪死ろうしは必然の結果です。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
乃至ないし老死ろうしも無く、また老死の尽くることも無く、苦集滅道くしゅうめつどうもなく、智も無く、またとくも無し、所得無きを以ての故に」
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)