“燕青”の読み方と例文
読み方割合
えんせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてまた燕青えんせいは、わしに代って、くらかぎをあずかり、よく家事一切の留守をかたくして欲しいと、縷々るる、言い渡しを、言い渡した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七月一日 風生ふうせい筑邨ちくそん、一都、虚空、燕青えんせい来。文就、故郷も会す。小諸山廬。
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「こ、こんなボロ、垢面あかづら、素はだし。お見忘れも無理ではございません。私は小乙しょういつ(総領むすこをいう世間の愛称)です。小乙の燕青えんせいです」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)