“燕人”の読み方と例文
読み方割合
えんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張大帥はすなわち燕人えんじん張翼徳ちょうよくとくの後裔で、彼が一度丈八の蛇矛じゃぼこを支えて立つと、万夫不当ばんぷふとうの勇がある。誰だって彼に抵抗することは出来ない
風波 (新字新仮名) / 魯迅(著)
それがしの義弟に燕人えんじん張飛という者があります。これなどは大軍の中へはいって、大将軍の首を持ってくることまるで木に登って桃をとるよりたやすくいたします。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「曹軍の残兵ども、どこへ落ちてゆくつもりだ。燕人えんじん張飛がこれに待ち受けているのも知らずに」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)