“蛇矛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゃぼこ61.5%
だぼう23.1%
じやぼう7.7%
ほこ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弓を捨てると、馬超は、銅(あかがね)づくりの八角棒を持って、張飛を待った。張飛の蛇矛(じゃぼこ)は、彼の猿臂(えんび)を加えて、二丈あまりも前へ伸びた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
トロイの城壁を三匝(さんそう)したとか、燕(えん)ぴと張飛が長坂橋(ちょうはんきょう)に丈八(じょうはち)の蛇矛(だぼう)を横(よこた)えて、曹操(そうそう)の軍百万人を睨(にら)め返したとか大袈裟(おおげさ)な事ばかり連想する。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
忿怒(ふんぬ)の面相(めんさう)、しかし威(ゐ)あつて猛(たけ)からず、大閻魔(だいえんま)と申(まを)すより、口(くち)をくわつと、唐辛子(たうがらし)の利(き)いた關羽(くわんう)に肖(に)てゐる。從(したが)つて古色蒼然(こしよくさうぜん)たる脇立(わきだち)の青鬼(あをおに)赤鬼(あかおに)も、蛇矛(じやぼう)、長槍(ちやうさう)、張飛(ちやうひ)、趙雲(てううん)の概(がい)のない事(こと)はない。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
と、たちまちわっと揚がる金鼓(きんこ)、銅鑼(どら)、角笛(つのぶえ)のあらしを分けて、梁軍(りょうぐん)のうちから丈八の蛇矛(ほこ)を横たえ持った林冲をまん中に、秦明(しんめい)、花栄の二将が、左右に添って、馬を進め
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)