“長槍”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ちょうそう	42.9%
ながやり	28.6%
ちやうさう	14.3%
ちやうそう	14.3%

ちょうそう

と、いわせも果（は）てず、ひとりが長槍（ちょうそう）をくりだしてくるのをかわして、咲耶子は手ばやく呼子笛（よびこ）を吹きかけた。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

ながやり

やおら三つまたの長槍（ながやり）を手にかいぐり出したとみるまに、岡っ引き長助の虎はたった一突きで清正に突き伏せられてしまいました。

右門捕物帖：01 南蛮幽霊 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)

ちやうさう

忿怒（ふんぬ）の面相（めんさう）、しかし威（ゐ）あつて猛（たけ）からず、大閻魔（だいえんま）と申（まを）すより、口（くち）をくわつと、唐辛子（たうがらし）の利（き）いた關羽（くわんう）に肖（に）てゐる。從（したが）つて古色蒼然（こしよくさうぜん）たる脇立（わきだち）の青鬼（あをおに）赤鬼（あかおに）も、蛇矛（じやぼう）、長槍（ちやうさう）、張飛（ちやうひ）、趙雲（てううん）の概（がい）のない事（こと）はない。

深川浅景 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

ちやうそう

長槍（ちやうそう）大劍（たいけん）非我事（わがことにあらず）

折々の記 (旧字旧仮名) ／ 吉川英治(著)

長	常用漢字 小２ 部首:⾧ 8画
槍	漢検準1級 部首:⽊ 14画