“銅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかがね46.2%
あか26.4%
あかゞね13.2%
どう11.3%
かね2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はこの時母の前へ此三ツの貨幣を置いて其廻そのまはりをトン/\踊りまはつたのを覚えてます、「金の機会に、銀の機会に、あかがねの機会だ」
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
金蔵の南の方に用水井戸がありますが、井桁いげたが栗材で、これは石に縁がなく、雨樋あまどいは水に縁があっても、あかですからかねに縁を生じます。
彼は人種学の教科書の教へるとほりに黒髪で、あかゞねいろの額が広く、面長おもながであつたが、その乱れた髪につけてゐる香油はパリ生粋きつすゐのものだつた。
亜剌比亜人エルアフイ (新字旧仮名) / 犬養健(著)
硫黄いおうを燃せばちょっとのくるっとするようなむらさきいろの焔をあげる。それからどうくときは孔雀石くじゃくいしのような明るい青い火をつくる。
そのころわかいもんたちは、三日三晩みっかみばん、たたらというおおきなふいごをあしんで、かねをとかすをおこしたもんだそうだ。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)