“銅瓦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうがわら50.0%
あかがねがわら25.0%
どうがはら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれもいない南蛮寺なんばんじ緑青ろくしょうのふいた銅瓦どうがわらの上へ、あけぼのの空から、サッ——といおりてきた怪物かいぶつがある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その奥に緑青ろくしょうを吹いた銅瓦あかがねがわらの館が、後ろに聳え立つ神斧山しんぷざんの岩石に切組んで建ち、あたかも堅固な城廓のていをなして、見る者の眼を愕かせている。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
門や破風はふや玄關はさすがにはゞかつて、町人の住居らしい格子造りですが、何んとなく幅つたくてピカピカして、僅かにひさしに覗かせた銅瓦どうがはらぜいも、意地の惡い役人に引つ掛つたら