“贅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜい90.9%
おご4.1%
むだ2.5%
いぼ0.8%
こぶ0.8%
にへ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スヴィドリガイロフの身なりは軽快なしゃれた夏着で、特にシャツにぜいを見せていた。指には宝石入りの大きな指輪をはめている。
寿司談義は小遣銭こづかいせんが快調にまわるようになり、年も四十の坂を越え、ようやく口がおごって来てからのことになる。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
「ざまあ見やがれ、おいらが寄席へくのを愚図々々ぐずぐずぬかしやがって、鉄さんだってお所帯持だ、心なくッて欠厘けちりんでもむだな銭を使うものかい、地震除だあ、おたふくめ、」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこで顔の恰好やあざいぼのあるなしを訊いてみると一いち合っている。しかし母親の疑いは晴れなかった。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
四肢であるき膝とひじしりこぶに固まりいた、烈しくもがく奴をついにいけどってルクノーに伴れ行きうたが、全く言語せず才智狗同前で手真似や身ぶりで人意を悟る事はやかった
金澤町江島屋の忍び返しに、百舌もずにへのやうに引つ掛つて死んだあざみの三之助の下手人は、それつきりわからず、四日五日と苛立いらだたしい日は續きました。