“贅沢物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜいたくぶつ66.7%
ぜいたくもの33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モー一つの原因から研究してみると我邦わがくにには二百円か三百円の贅沢物ぜいたくぶつ即ち書画骨董しょがこっとうの類は少くも一つか二つか大概な家にありながら
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
文明は決して人類全体の幸福を増すための贅沢物ぜいたくぶつではない、これによらなければ種属の生存ができぬという必要条件である。
戦争と平和 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
この蟇口はわにの皮でこしらえたすこぶる上等なもので、親父から貰う時も、これは高価な品であると云う講釈をとくと聴かされた贅沢物ぜいたくものである。長蔵さんは蟇口を受け取って、ちょっとながめていたが
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)