“贅食”の読み方と例文
読み方割合
ぜいしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、兄の勝頼のように、豊頬美肉ほうきょうびにくの男子でなかった。長く田舎暮らしの質素に甘んじていたので、何の贅食ぜいしょく奢侈しゃしも知らない。颯々さっさつと山野の風に育って来た若鷹わかたかのようなまなざしを備えていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)