“贅言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜいげん80.0%
たはごと6.7%
くだごと6.7%
むだごと6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は今ルクレチウスを紹介せんとするに当たってまずこの点に誤解のないように、わざわざ贅言ぜいげんを費やす必要を感じる。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
何だやかましい贅言たはごと云ずと此おれを叔父だとぬかせばすむ事だとのゝしる聲の耳にいり九郎兵衞は不※目をさまし猶も樣子を打聞うちきくわびる一人の女の聲扨は我今ねぶりし中惡物わるもの共がお里を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それに、贅言くだごとは要りますまいが、偶然わっしはその真相を知ったばかりに、夷岐戸島の秘密の一部を窺うことができたのです。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
イヤこれは余計な贅言むだごとを申し上げ恐れ入ります。兎に角、花里花魁の行方は知れずに月日は経ちました。