“銅羅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どら87.5%
どうら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おい、みんな。これは遭難の前触まえぶれに決った。お前たちは、すぐ部署ぶしょにつけ。おい事務長銅羅どらをならして、総員配置につけと伝達しろ」
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
最初の銅羅どらが暁を破ると見送人達は鉄梯子てつばしごを下りて対岸に並ぶと、二度目の銅羅と一斉にわめき出す。
孟買挿話 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
英国の専制のなかに宙を乗った彼等がセント・ジョウジ・プレスから汕頭スワトウ人の車夫にかれて、銅羅どうら湾の火薬庫の挙壁を眺めながら石塘嘴せきとうほうの万国館に入るのであった。
地図に出てくる男女 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)