“銅羅声”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どらごえ50.0%
どらごゑ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
受信機のスイッチをひねって置けば、この辺でラジオ体操が始まり、江木えぎアナウンサーのおじさんが銅羅声どらごえをはりあげて起してくれるのだが——彼、梅野十伍はいつもそうしている。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
すると、樫の棒を持った番人が銅羅声どらごえをあげて、掛小屋かけごやの中から走り出て来る。
浮動する地価 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
黄雲の如き土塵をものともせず、我もまた躍然として人々と共に一群の先鋒に銅羅声どらごゑをあげたりき、これこの古帽先生が其満腔の愛国心を発表しえたる唯一の機会なりし也。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
狼狽らうばい銅羅声どらごゑみだ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)