銅羅声どらごえ)” の例文
受信機のスイッチをひねって置けば、この辺でラジオ体操が始まり、江木えぎアナウンサーのおじさんが銅羅声どらごえをはりあげて起してくれるのだが——彼、梅野十伍はいつもそうしている。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
すると、樫の棒を持った番人が銅羅声どらごえをあげて、掛小屋かけごやの中から走り出て来る。
浮動する地価 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)