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擾
ふりがな文庫
“擾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みだ
76.9%
さわ
7.7%
か
3.8%
さわが
3.8%
なら
1.9%
わずら
1.9%
わずらわ
1.9%
ミダ
1.9%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みだ
(逆引き)
同十年に到り、彼を送還し、かつ先年来
樺太
(
からふと
)
、
択捉
(
えとろふ
)
を
擾
(
みだ
)
せしは、露国政府の意にあらざるを告げ、かつ八人の俘虜を還さんことを請う。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
擾(みだ)の例文をもっと
(40作品)
見る
さわ
(逆引き)
文化年間、
露西亜
(
ロシア
)
がエトロフに入り、北辺を
擾
(
さわ
)
がした。泉石はその刺戟を受け、二十歳前後の頃、北海道
樺太
(
カラフト
)
沿海州の地図を写している。
『雪華図説』の研究後日譚
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
擾(さわ)の例文をもっと
(4作品)
見る
か
(逆引き)
些事とは云ふものの、それは矢張り、充分に、彼女の考へを直ぐに
擾
(
か
)
き乱して
終
(
しま
)
ふだけの可能力は供へてゐた。
惑ひ
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
擾(か)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
さわが
(逆引き)
風は大洋の表面を
擾
(
さわが
)
す。若しそれが疾風であれば波が立つ。その波は泡立ちながら跳びあがつて、互ひちがひに高いうねりになつたり、くづれたりするのだ。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
擾(さわが)の例文をもっと
(2作品)
見る
なら
(逆引き)
古カルデア人が、オナッガに戦車を牽かせ、韃靼人は、キャングを飼い
擾
(
なら
)
す事あり(マスペロ『
開化の暁
(
ゼ・ドーン・オヴ・シヴィリゼーション
)
』英訳七六九頁、ウッド『
博物画譜
(
イラストレーテッド・ナチュラル・ヒストリー
)
』巻一)
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
擾(なら)の例文をもっと
(1作品)
見る
わずら
(逆引き)
己
(
われ
)
と籠を作って籠の中の鳥になって居るのが
可笑
(
おか
)
しくもある。但花や果物を無暗に
荒
(
あら
)
されたり、無遠慮なお客様に
擾
(
わずら
)
わさるゝよりまだ可と思うて居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
擾(わずら)の例文をもっと
(1作品)
見る
わずらわ
(逆引き)
しかして彼の平易なる独逸語を以て著述せしその註解書を読まん、「今よりのち
誰
(
たれ
)
も我を
擾
(
わずらわ
)
すなかれ、
蓋
(
そ
)
はわれ身にイエスの
印記
(
しるし
)
を
佩
(
お
)
びたればなり」(六章十七節)、ああ何たる快ぞ
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
擾(わずらわ)の例文をもっと
(1作品)
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ミダ
(逆引き)
南家の郎女は、一茎の草のそよぎでも聴き取れる
暁凪
(
アカツキナ
)
ぎを、自身
擾
(
ミダ
)
すことをすまいと言ふ風に、見じろきすらもせずに居る。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
擾(ミダ)の例文をもっと
(1作品)
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擾
漢検準1級
部首:⼿
18画
“擾”を含む語句
騒擾
紛擾
擾乱
騷擾
喧擾
大騒擾
乱擾
争擾
煩擾
擾々
昏迷乱擾
侵擾
騒擾者
騒擾事件
公山弗擾
騒々擾々
纒擾
大紛擾
紛々擾々
私闘騒擾
...
“擾”のふりがなが多い著者
三上於菟吉
南方熊楠
ロバート・ルイス・スティーブンソン
木下尚江
内村鑑三
徳冨蘆花
北原白秋
中島敦
菊池寛
岡本かの子