“あかがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.3%
赤銅13.1%
赤金1.6%
1.6%
銅色1.6%
黄銅1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弓を捨てると、馬超は、あかがねづくりの八角棒を持って、張飛を待った。張飛の蛇矛じゃぼこは、彼の猿臂えんびを加えて、二丈あまりも前へ伸びた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
赤銅あかがねのサモワールと並んで、そのサモワールそっくりの赤銅いろの顔をした蜜湯スビデニ屋が控えておるが、その顔に漆黒の顎鬚さえ生えていなければ
船戸の弥八が、仲間の無法者、赤金あかがね升公ますこう、いわしの北公、盆持ぼんもちの良公よしこうを引きつれ、祭礼の日の如く騒いで駈けきたる、四人とも鍬の柄その他を持っている。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
あかがねとあらがねが、絡んで、軋んで、押しあうひびき。掛け声は、出ない。沈黙の力闘なのだ。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)