“万夫不当”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんぷふとう91.7%
ばんぷふたう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張大帥はすなわち燕人えんじん張翼徳ちょうよくとくの後裔で、彼が一度丈八の蛇矛じゃぼこを支えて立つと、万夫不当ばんぷふとうの勇がある。誰だって彼に抵抗することは出来ない
風波 (新字新仮名) / 魯迅(著)
また次なる張遼、許褚きょちょ李典りてん楽進がくしんともがらは勇においてすぐれ、その勇や万夫不当ばんぷふとう、みな千軍万馬往来の士である。なお見よ。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元来この隣国の大将は、獅子王をも手打ちにすると聞えた、万夫不当ばんぷふたうの剛の者でおぢやれば、「あんちおきや」の帝とても、なほざりの合戦はなるまじい。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)