“ばんぷふとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
万夫不当100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしろ年と共にその騎乗奮戦の技はしんに入って、文字どおり万夫不当ばんぷふとうだ。まったく戦争するために、神が造った不死身の人間のようであった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、秀吉は、そのつけ目だけを利用して、これらの万夫不当ばんぷふとうや、扱い難い猪勇ちょゆうの同僚を、敢えて麾下に見るの冒険を試みているほどの無分別でもない。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呼延灼こえんしゃくをごらんあって、徽宗もたいそう頼もしがられた。風貌、物ごし、音声おんじょう、まさに万夫不当ばんぷふとう骨柄こつがらである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)