“燕雀”の読み方と例文
読み方割合
えんじゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みすみす一粒の芥子種(からしだね)が春陽に乗じて生長するがごとく、ついに空中を舞うの燕雀(えんじゃく)さえもその枝に巣(す)くうに至るの勢いとなれり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
あの小冠者(こかんじゃ)を、いつまで籠の鳥の質子(ちし)と思うていると間違いまするぞ。今川家の廂(ひさし)に巣喰うて満足しておる燕雀(えんじゃく)ではおざらぬ。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時々あわて者が現われて、一時(じ)の昂奮(こうふん)から要路の大官を狙ったりなどするのは、畢竟(ひっきょう)大鵬(たいほう)の志(こころざし)を知らざる燕雀(えんじゃく)の行いである。
青年の天下 (新字新仮名) / 大隈重信(著)