“質子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちし85.0%
ひとじち5.0%
しちご5.0%
チシ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、年久しく、甲州に質子ちしとして養われていた末子の五男御坊丸ごぼうまるが、甲州の使者に伴われて、安土へおくかえされて来たことである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……思うに、末のお小さい姫君を、毛利家へ質子ひとじちとして渡されたのも、殿ご自身、まったくご存知ないことではないかもしれません。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三、淀君質となるを得ざるを以て、有楽治長はるなが質子しちごを出すべし。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)