“えんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:エンセイ
語句割合
厭世81.3%
遠征8.3%
燕青4.2%
遠逝4.2%
円精2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女にはもちろん不平や厭世えんせいのために、山に隠れるということがない。気が狂った結果であることは、その挙動を見れば誰にでも分った。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
例の失敗におわった夜中の遠征えんせいから、一週間の間にわたしの経験したことを、くわしく話してみろと言われたら、わたしはすこぶる閉口するに違いない。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
七月一日 風生ふうせい筑邨ちくそん、一都、虚空、燕青えんせい来。文就、故郷も会す。小諸山廬。
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
涙を隠し愁懼しゅうくを包み、いさぎよく彼の門出かどでを送りしごとく彼の遠逝えんせいを送らんのみと。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
それは、日本一太郎とお駒ちゃんと、両方の円精えんせいから生まれたものではあったが、いわば、もとからお駒ちゃんの身についていたものであった。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)