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遠逝
読み方 | 割合 |
えんせい | 66.7% |
ゑんせい | 33.3% |
小石川竹早町なる
同人社の講師として
頗る
尽瘁する所ありしに、不幸にして校主
敬宇先生の
遠逝に
遭い閉校の
止むなき有様となりたるなり。
涙を隠し
愁懼を包み、
潔よく彼の
門出を送りしごとく彼の
遠逝を送らんのみと。
入道相國が
非道の
擧動に
御恨みを含みて時の
亂を願はせ給ふ
法住寺殿の
院と、三代の無念を呑みて
只すら時運の熟すを待てる源氏の殘黨のみ、
内府が
遠逝を喜べりとぞ聞えし。