遠逝えんせい)” の例文
小石川こいしかわ竹早町たけはやちょうなる同人社どうにんしゃの講師としてすこぶ尽瘁じんすいする所ありしに、不幸にして校主敬宇けいう先生の遠逝えんせいい閉校のむなき有様となりたるなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
涙を隠し愁懼しゅうくを包み、いさぎよく彼の門出かどでを送りしごとく彼の遠逝えんせいを送らんのみと。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
心臓のやまいさえ併発して医薬の効なくつい遠逝えんせいせられ、涙ながらに野辺送のべおくりを済ましてよりいまだ四十日を出でざるに、叔母上またもそのあとを追われぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)