“遠征”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんせい80.0%
エクスピディション20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海つばめの声がきこえたからといって、陸が近いと思うてはならぬ、海つばめはおりおりずいぶん遠くまで遠征えんせいすることがあるものだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
例の失敗におわった夜中の遠征えんせいから、一週間の間にわたしの経験したことを、くわしく話してみろと言われたら、わたしはすこぶる閉口するに違いない。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
それにしても、このような空想的遠征エクスピディションを、旧銀座通りの白昼にしたのは、私ばかりであったろうか。
小景:ふるき市街の回想 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)