“垢面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかづら33.3%
くめん33.3%
こうめん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こ、こんなボロ、垢面あかづら、素はだし。お見忘れも無理ではございません。私は小乙しょういつ(総領むすこをいう世間の愛称)です。小乙の燕青えんせいです」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洛中らくちゅうに着くと秀吉は、供の面々へは、旅舎で休めと、いたわりを与えたが、自身は戦陣のほこりにまみれた軍装と、ひげの伸びた垢面くめんのまま、すぐ二条城へ上って
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蓬髪ほうはつ垢面こうめん——酒の香がぷんとただよう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)