“あかづら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤面75.0%
垢面12.5%
赤顔12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人さんからは、この赤面あかづらのため、赤馬だの赤髪鬼せきはつきなどとアダ名されております。どうか今後とも、お見知りおきのほどを
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「こ、こんなボロ、垢面あかづら、素はだし。お見忘れも無理ではございません。私は小乙しょういつ(総領むすこをいう世間の愛称)です。小乙の燕青えんせいです」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
和田英作君の留学時代の若若わかわかしい写真と近頃のとを比べて「んなに変つたか」と問ふ。肥満ふとつた赤顔あかづらの主人は御人好おひとよしで、にこにこしながら僕がく度に外套を脱がせたり着せたりする。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)