“赤面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきめん47.1%
あかづら35.3%
あかつら11.8%
あかっつら5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いちごいろ薔薇ばらの花、可笑をかしな罪の恥と赤面せきめんいちごの色の薔薇ばらの花、おまへの上衣うはぎを、ひとがみくちやにした、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ひげだらけの獰猛どうもう赤面あかづらを仰ぎながら、厳格、森儼を極めた新任の訓示を聞いているうちにも、そのブルブルが一層烈しくなって
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
はて、ダイドーは自墮落女じだらくをんなで、クレオパトラは赤面あかつら乞食女こじきをんな、ヘレンやヒーローは賣女ばいぢょ賤女せんぢょで、シスビは碧瞳あをめだまぢゃなんのかのとまうせども、所詮しょせんるにらぬ。
主人の威光を笠に着て、敵役かたきやくらしい赤面あかっつらのその加藤次は権柄声けんぺいごえで、こう女どもを怒鳴りつけた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)