“賤女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しずのめ33.3%
しづのめ33.3%
せんじょ16.7%
せんぢょ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賤女しずのめの風はしているが京師けいしの公卿に縁ある者、おのずと備わる品位と美貌びぼうは、恥を含んで一層美しく、右門の眼にも見えるのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かの賤女しづのめいかに美しとて、決して我を誘ひ寄すること能はざるべし。夫人。吾友よ、われは明におん身の心を知れり。さきにはその心に初戀の充牣きざしたるため、些の餘地だになかりき。
楽女とは、高官の邸に飼われて、賓客のあるごとに、宴にはべって歌舞吹弾かぶすいだんする賤女せんじょをいう。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はて、ダイドーは自墮落女じだらくをんなで、クレオパトラは赤面あかつら乞食女こじきをんな、ヘレンやヒーローは賣女ばいぢょ賤女せんぢょで、シスビは碧瞳あをめだまぢゃなんのかのとまうせども、所詮しょせんるにらぬ。