“賤子”の読み方と例文
読み方割合
しずこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「樋口一葉、若松賤子しずこ——小金井きみ子は、宝玉入の面紗べールでね、洋装で素敵な写真よ、その写真が並んだ中に、たしか、あの顔、あの姿が半身で出ていたんだ。」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
偉いのは田辺竜子と小金井貴美子と、若松賤子しずこの三人が、女でも、その仲間にはいっていました。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「さあ! 樋口一葉ひぐちいちようという人が、勉強しているというが——三宅みやけ龍子、小金井こがねい喜美子、若松賤子しずこ——その人たちかな。あなたのように、書こうとしているひとはあるでしょうよ。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)