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賤奴
ふりがな文庫
“賤奴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せんど
66.7%
やつこ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せんど
(逆引き)
男は背が低く、やせて、色を失い、荒々しく、
狡猾
(
こうかつ
)
で残忍で落ち着かない様子であって、一言にして言えば
嫌悪
(
けんお
)
すべき
賤奴
(
せんど
)
だった。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
かくまでに悩まさるる不幸を恨み、
飜
(
ひるがへ
)
りて一点の人情無き
賤奴
(
せんど
)
の虐待を憤る胸の内は、前後も覚えず
暴
(
あ
)
れ乱れてほとほと引裂けんとするなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
賤奴(せんど)の例文をもっと
(2作品)
見る
やつこ
(逆引き)
かれ血沼の海といふ。
其地
(
そこ
)
より𢌞り幸でまして、
紀
(
き
)
の國の
男
(
を
)
の
水門
(
みなと
)
六
に到りまして、詔りたまはく、「
賤奴
(
やつこ
)
が手を負ひてや、命すぎなむ」と
男健
(
をたけび
)
して
崩
(
かむあが
)
りましき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「吾は日の神の御子として、日に向ひて戰ふことふさはず。かれ
賤奴
(
やつこ
)
が痛手を負ひつ。今よは行き
𢌞
(
めぐ
)
りて、日を背に負ひて撃たむ」と、
期
(
ちぎ
)
りたまひて、南の方より𢌞り幸でます時に
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
賤奴(やつこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“賤奴”の意味
《名詞》
下僕。召し使い。奴。
(出典:Wiktionary)
賤
漢検準1級
部首:⾙
15画
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“賤”で始まる語句
賤
賤民
賤女
賤劣
賤業
賤機山
賤婦
賤機
賤夫
賤子
“賤奴”のふりがなが多い著者
太安万侶
稗田阿礼
尾崎紅葉
ヴィクトル・ユゴー