“紀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
68.4%
タダシ10.5%
ただし7.9%
しる5.3%
こつな2.6%
きの2.6%
とし2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せい元來ぐわんらい身分みぶん分類ぶんるゐで、たとへばおみむらじ宿禰すくね朝臣あそんなどのるゐであり、うぢ家系かけい分類ぶんるゐで、たとへば藤原ふじはらみなもとたひら菅原すがはらなどのるゐである。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
倉知のタダシがかえりました。あの男は三年ぶりです。暮の二十日すぎに金沢からクルミの砂糖菓子を一箱送って来たのですって。
一昨日の朝、ただしが無事にかえって来ました。それで林町へ行って、親類が集ったのでおそくなりそうなのでとまってしまい。
『毅堂丙集』巻の四に曰く、「乙丑十一月余聘ニ応ジテ尾張ニ帰ル。公城外ノ新馬埒しんばらちやかたヲ授ケラル。待遇一ニ先儒平洲細井翁ノ故事ノ如シ。乃チ翁ガ感懐ノ詩ノ原韻ヲ次イデ以テ事ヲしるス。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
こつなどのは、質屋しちやのことを御存ごぞんじかな。』と、玄竹げんちく機智きちは、てき武器ぶきてきすやうに、こつな言葉ことばとらへて、こつなかほいろあかくさせた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
幾らだと訊くと、「まあ、ずつと見切つた所で一万円」といふので、大抵の人は肝腎の仏画は見ないできの氏の顔を見て笑つて済ましてゐる。
明るくてとし子は楽し薔薇を摘み茅花抜く日も我れみとる日も
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)