こつな)” の例文
こつなどのは、質屋しちやのことを御存ごぞんじかな。』と、玄竹げんちく機智きちは、てき武器ぶきてきすやうに、こつな言葉ことばとらへて、こつなかほいろあかくさせた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
但馬守たじまのかみなつかしさうにつて、築山つきやま彼方かなたに、すこしばかりあらはれてゐるひがしそらながめた。こつな身體からだがぞく/\するほどあづまそらしたはしくおもつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
『もういゝ、玄竹げんちく其方そち江戸攻撃えどこうげききた。なうこつな。』と、但馬守たじまのかみ玄竹げんちくのぶツきらぼうひたいことをふのが、きでたまらないのであつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)