“軍紀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐんき80.0%
モラール20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抜け駈けは軍紀ぐんききんだが、みすみす、目のまえに敵の首将がいる! 大隅は後日のとがめを覚悟で単騎斬り込みのきょに出たものだった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その頃軍紀ぐんきは既に乱れ始めていた。将校の中でも定められた宿舎に寝ず、女をつくってそこに通うものもあった。そんな将校を宇治は何人か知っている。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
今朝、兵隊が将校を撲り返したが、あれは日本軍がこんな状態になって、軍紀モラールを喪失したことを、如実に示している。人間としてのM大尉とA兵長についての批判は、私はこれを避ける。