“紀伊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きい91.7%
4.2%
きいの4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっと微細にわたれば、綱吉将軍のお世つぎに、老公は甲府こうふどのをおすすめになり、将軍家のご意中では、紀伊きいどのを望んでおられた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鈴ちゃん僕が紀伊の国をおどるから、一ついて頂戴と云い出した。野だはこの上まだ踴る気でいる。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お判りにならぬのももっともでございます、申し上げるのも恥ずかしいことながら、私は故少納言入道信西しんぜいの娘で阿波の内侍、母は紀伊きいの二位、昔は大層可愛がって下さったものでござりましたのに