“甲府”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうふ75.0%
かうふ15.0%
かふふ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかしまたことによると、このたち擒人とりことなっている咲耶子を助けだそうという考えで、この甲府こうふ潜伏せんぷくしているようにも考える」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「忘れたよ、平次。奧でも生きて居れば、又何にか思ひ付くことがあるかも知れないが、その頃私は甲府かうふの御勤番でな」
「どうせ株を買つた御家人だから、最初から良い役付をねらふわけに行かない。閑職の甲府かふふ勤番になるのも、出世の梯子段はしごだんの一つと思ひ、充分教へもし勵ましもして、甲府へ差し立てた」