“かふふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甲府66.7%
闔府33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうせ株を買つた御家人だから、最初から良い役付をねらふわけに行かない。閑職の甲府かふふ勤番になるのも、出世の梯子段はしごだんの一つと思ひ、充分教へもし勵ましもして、甲府へ差し立てた」
はつとおもつたが、一向いつかう平氣へいきで、甲府かふふ飯田町いひだまち乘越のりこすらしい。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
加旃しかのみならず主人公に扮するは、嘗てナポリに在りしとき、闔府かふふの民をして物に狂へる如くならしめきといふ餘所の歌女うためなり。その發音、その表情、その整調、みな我等の夢にだに見ざるところと聞く。